太田徹也

『Inside-Out』は、2003年にギャラリー5610で開催された同名の展覧会の開催と同時に発行されました。
田中一光デザイン室より独立後、1976年から2002年までに氏が装幀、レイアウトを手がけた豪華本のうち20点を掲載しています。
展覧会では、書籍を実際に手で触り、中身を見られる展示でしたが、カタログでもそれらの本を、函、表紙、中身、という具合に追って見ることができる仕様で、製本は美篶堂によるものです。
オンラインストアでもお求めいただけます。

『デザイン十二夜』は、田中一光氏の一番弟子として戦後のグラフィック界のメインロードを師匠と共に歩んできた太田氏の視点から語られる珠玉のエッセイ集です。
表紙・カバー・本文用紙には「風光」を使用し、同じ厚さの文庫本に比べ非常に軽い仕上がりになっています。さらに裏頁の文字を微妙に透けさせることによって、オフセット印刷でありながら活版の雰囲気を表現することができました。エディトリアルデザインのさらなる可能性を感じていただける一冊です。
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河野鷹思の常設展_2025年4月

SPaTio5610では、ギャラリー創設者・河野鷹思の作品を季節ごとにテーマを変えて常設展示しております。
昔の作家なので忘れ去られることのないよう、又、ワンパターン化しないよう、多様な内容で、全く作家を知らない人の為にもわかっていただくよう心がけています。

Now on:
イラストレーションをテーマに、雑誌の表紙デザイン、河野鷹思のさかな他をご覧いただいています。


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