Past Exhibition
白木彰 紙切り虫が作っ展「文字に献花 時おり 喧嘩」
2023年10月11日(水)〜10月16日(月) 11:00AM〜6:00PM 最終日〜5PM
文字に献花 時おり 喧嘩
東京では5年ぶりに個展を開きます。半世紀ぐらい前から漢字の成り立ちに興味をもち、グラフィックデザインの仕事のかたわら、文字造形を主題に創作を続けてまいりました。
本展では、長年お世話になってきた文字に敬意をはらいながら、時にはケンカ腰で制作した作品を展示いたします。
正味の話、ずぼらしてたら4年前に体調を崩しました。今も筆が思うように使えへんし、おーじょうしてます。せやから、今はハサミとカッターナイフで紙切り虫をやってます。
虫に寒いぼが出る人も、紙切り虫の切り切り舞を観に来てもろたら、めちゃくちゃ嬉しいです。さらっぴんの作品を出しますし、よろしゅうおたの申します。
●白木 彰(Akira SHIRAKI)
グラフィックデザイナー
大連民族大学客員教授 愛知県立芸術大学名誉教授
1954年 三重県桑名市に生まれる。
洋画家を志すが神様のいたずらで、愛知県立芸術大学デザイン専攻に入学。
河野鷹思、磯田尚男、片岡脩の薫陶を受ける。
卒業後、京都デザインセンター(現 GK京都)に入所。昼と夜の京都を満喫する。
1983年 愛知県立芸術大学に助手として赴任。
当時、愛知芸大学長であった河野鷹思先生から、毎週酒席のお供を命じられる。その席であらためてデザインの「いろは」を叩き込まれる。それ以来、河野鷹思先生の三番弟子を自認している。
2004年 大連民族大学グラフィックデザイン研究室の設立に参加。中国では唯一無二のデザイン研究室を目指す。
2019年 体調を崩して愛知県立芸術大学学長を退任。幼稚園入園以来の束縛環境から60年ぶりに解放される。
現在は、デザインの仕事と並行して大連民族大学の学生たちへ白木塾を開講している。