Past Exhibition
岡本雄司 絵本原画展「れっしゃがとおります」
2017年9月1日(金)〜9月7日(木) 11:00AM〜6:00PM 日休
千葉県の内房線(五井駅)から内陸に向かって伸びている小湊鉄道をモデルにし、人々の暮らしの中を列車が走り抜けていく様子を描いた、岡本雄司さんの絵本『れっしゃがとおります』(福音館書店かがくのとも2017年8月号)の原画展を開催いたします。
私は絵本の原画制作では、木版画の技法を使用しながら、色紙や彩色した紙など組み合わせて切り貼りした表現方法を用いています。そのため原画には印刷では見えてこない凹凸があったり、場所によって紙の質感が違っていたりします。サイズも約2倍の大きさで制作していますので、絵本とはまた違った印象に感じるかもしれません。是非そういった違いも楽しんで見ていただけたら嬉しいです。皆さんと絵のこと、乗り物のこと、いろいろとお話できるのを楽しみにしております。ー岡本雄司ー
本展では、「れっしゃがとおります」の他、「くるまにのって」(福音館書店こどものとも年少版2014年5月号)の原画も合わせて展示いたします。どうぞお楽しみに
●岡本雄司 okamoto yuji プロフィール
1971年神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻博士課程単位取得退学。主に駅や街並みをモチーフにした木版画を制作。版画本「電車よこぎる街」「地下鉄出口帖」「辻堂駅」(いずれも私家版)、小湊鉄道全18駅をポストカードにした「小湊鉄道駅日和」、四ツ谷駅全景の版画作品「四ツ谷駅」(JR四ツ谷駅構内展示2007-2011)を制作。絵本に『でんしゃにのったよ』、『くるまにのって』(「こどものとも年少版」2014年5月号)、新作に『れっしゃがとおります』(「かがくのとも」2017年8月号)がある。埼玉県在住。