Past Exhibition
阿久津光子・趙慶姫 2016
2016年4月22日(金)〜4月30日(土) 24(日)休廊 / 29(金・祝)Open 11:00AM〜7:00PM 最終日6PMまで
この2人展では、阿久津光子のジャカード織によるタピスリー作品と、趙慶姫による白いレリーフ作品および版画を展示します。
阿久津は1999年よりモントリオール現代テキスタイルセンター(カナダ)で、研修、制作を続けています。本展では「織組織をパターンとして2つの世界を切り抜き合体する」という試みの作品を発表します。「2つの異なる場所、時間」「地と柄」という世界が立ち現れることを願っています。
趙は2006年より「白の階調シリーズ」として、光がつくり出す微妙な陰影を造形化するレリーフ作品を制作しています。同時に、版画では明暗の調子で光を表現する試みを行い、同じ構図を立体と平面という異なる次元、表現方法で展開することで、視覚表現の可能性を探っています。
阿久津の糸によるグラフィカルな表現と、光をとらえる趙の表現。ジャンルの異なる2人の作品が一つの空間でどのように響き合うか・・・初めての試みです。どうぞご高覧ください。
<プロフィール>
●阿久津光子 (AKUTSU MITSUKO)
1952 東京生まれ。’77東京藝術大学美術学部デザイン科工業デザイン専攻卒業。’80〜2012個展15回(東京、京都、モントリオール)、2010〜’12 Jacqurd 2×2 Montréal:Tokyo(カナダ大使館高松宮記念ギャラリー、カナダ4会場巡回)、2011~’16 Fiber Futures:Japan’s Textile Pioneers(米国、フィンランド、デンマーク、スペイン、フランス、オランダ他巡回)、’84〜企画展・グループ展多数。現在、青山学院女子短期大学教授。
●趙慶姫 (CHO KYONG HEE)
1956 東京生まれ。’81東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程修了。’84〜プロダクトデザイン、’92〜建築空間のアートを手がける。’87〜2013個展9回。コミッションによるアートワーク:’93横浜市営地下鉄北新横浜駅ガラスレリーフ、’95〜2001りんかい線7駅のアートパネル、’00都営地下鉄大江戸線蔵前駅ガラスレリーフ、’12浅草タワーアートワーク、他。現在、青山学院女子短期大学教授。