Past Exhibition
GKグラフィックス30周年企画展
GK Graphics 30th Anniversary Exhibition
2015年10月27日(火)〜11月7日(土) 11:00AM〜7:00PM 会期中無休
最終日は6PMまで
GKグラフィックスは、1985年にGKインダストリアルデザイン研究所から独立して今年で30周年を迎えます。またGKデザイングループは去る2月、創設者である榮久庵憲司を亡くし大きな変革の年ともなりました。このような中、本展示はGKデザイングループの一員として、私たちがデザインを通して社会に何を提示していくべきなのかを考える機会となりました。
GKグラフィックスは「生活を創るグラフィックス」を理念に掲げ、生き生きとした豊かな生活とはどういうことかを考えてきました。とりわけこの30年は、情報技術や社会機構が大きく変化し、人々の価値観やそれに伴うコミュニケーションのあり方が多様化しています。コミュニケーションデザインの重要性とは、人間にとって変わらない普遍的な幸福感と、時代とともに変わりゆく価値観の調和を模索し続けることだと私たちは考えています。
本展示のテーマである「綾」は「美しい織物の表情」を語源とし、モノの表面に現れた様々な形や模様を指します。縦糸と緯糸のバランスをとり、強く美しい織物をつくること、それは様々な価値を織り込んで人と人を繋げるデザイン行為に見立てられるのはないでしょうか。この展示では、これからの社会におけるコミュニケーションデザインの可能性を提案します。