無理な増築を繰り返したアンバランスな造形、老朽化しても頑固に役割を担う浜辺の小屋、
粗末な材料で最低限の修理を重ねた壁面の痕跡・・など、人間の営みが作り出す住まいや小屋の不可解な造形の魅力に惹かれ、旅先でその姿をスケッチや写真に残してきたという小松氏。
本展では、昨年に続き、10の住まいをそれぞれの住人として制作した作品、ランドスケープレリーフ、スケッチを展示いたします。


 
●小松研治（Komatsu Kenji）

1955年長野県駒ヶ根市生まれ。
’81年東京芸術大学美術学部工芸科卒、’83年同大学院美術研究科修了。
’86年国立高岡短期大学講師、’90～91年スウェーデン、カペラゴーデン美術工芸学校・カールマルムステンスクール留学。’03年高岡短期大学教授、’05年富山大学芸術文化学部教授。現在に至る。


主な受賞歴

1990年　旭川国際家具デザインコンペティション’90入選

’93年　瀬戸内家具デザインコンクール優秀賞

’95年　大川インテリアデザイン展グランプリ

2005年　アイリス生活用品デザインコンクール展優秀賞

’07年　スウェーデンジョイントプロジェクト買上げ他