rofmiaは中山道太田宿にある1931年に建てられた呉服屋を修繕し、2017年より活動を開始しました。店舗、工房、住居を備えた一つの空間で、デザイナー2人がデザイン、パターンメーキング、縫製、販売に至る全ての工程を運営しています。

rofmiaの製品は地域の特性を反映して作られています。質感に共通性のある3つの素材 : 革、ダイニーマ、美濃和紙を織り込んだ三河木綿 : を主に扱い、日本家屋や和服に由来する平面的な構造を活かしたミニマルなデザインを特徴としています。また美濃加茂の緑豊かな自然を離れ、異なる環境の中でrofmiaを一時的に立ち上げる「Place」の活動を継続的に行っています。

今回の展示では、rofmiaが扱うテーマの主軸である「Place / Space」の3回目の展示となります。製品の全ラインナップの展示販売、新製品の受注販売を行います。特徴のある手触りと表情豊かな製品が自然のイメージと重なり合う空間に身を置き、PlaceとSpaceの境界を行き来する体験を目指しています。rofmiaの存在が未だ見ぬ風景への抜け道となり、新たなつながりを探求する機会となれば幸いです。