Past Exhibition
パッケージ幸福論「俺のパッケージ!」
2017年9月18日(月・祝)〜10月1日(日) 11:00AM〜7:00PM 会期中無休 / 最終日は5PMまで
2008年から始まったパッケージデザイナー達による展覧会、パッケージ幸福論」は今年で9回目を迎えます。
今回のテーマは「俺のパッケージ」です。
「俺にとって『パッケージ』とはこれなんだ!俺にとって『パッケージデザイン』というのはこういうことなんだ!俺にとってこれが『デザイン』なんだ!ということを表現しないで展覧会なんかやってもしょうがいないだろう!」と鹿目尚志先生は叫んだ。2016年「パッケージ幸福論のクリスマス」が終了した後の反省会場でのことである。マーケティング万能の資本主義社会の中で企業の利益を最大化し企業の無駄な出費を最小化するための手段として活用されている「パッケージデザイン」。その中でなんとかクリエイティビティを発揮し、効率だけではない表現を模索し、日々もがき続けるパッケージデザイナー。今、俺たちにとって「デザイン」とは何なんだろう?
確か高校生の頃にはもう憧れていたはずの「デザイナー」という仕事。その後苦労して学校に通い、厳しいサバイバルレースを勝ち抜いてようやく就くことができた「デザイナー」という仕事。俺たちはデザインの何に魅かれたんだろう?現実の作業に追われているうちに、造形活動に携わる人間が当然持ち合わせていなければならない「俺にとってのデザインってなに?」という視点を失ってしまってはいないだろうか?今、そこをもう一度はっきりさせなきゃいけないのではないだろうか?
「俺のパッケージ」このタイトルに込められた思いは、そこにある。展覧会のディレクターとして、参加メンバーが自分自身をあらためて見つめ直し、自分自身にとって「デザイン」とは何か?いったい自分は「デザイン」の何に魅かれてこの仕事に就いているのか?ということを作品を通して表現してほしい。「俺にとってのこれが『デザイン』なんだ!」ということをなんとか表現してほしい。「パッケージ幸福論」今年、再び展覧会に挑戦します。 — 展覧会ディレクション 中島信也 —
<参加メンバー>
赤井尚子(コーセー)
石浦弘幸(サントリー)
石田清志(アンダーライングラフィック)
井上大器
大上一重(鹿目デザイン事務所)
籠谷隆(大日本印刷)
近藤香織(資生堂)
杉山ユキ(博報堂)
田中健一(コトリデザインスタンダード)
長崎佑香(資生堂)
廣瀬賢一
松田澄子(タイガー&デザイン)
山崎茂(コーセー)
湯本逸郎(花王)
展覧会ディレクション 中島 信也
総合プロデュース 鹿目 尚志