Past Exhibition

てふてふ

帯屋捨松展「てふてふ」

2013年4月1日(月)〜4月6日(土) 11:00〜18:00 会期中無休

日本には四季があり、気候風土に合った衣食住があります。
私共が携わる「帯」もまた装いとしての着物と共に育まれ、
かけがえのない文化的な財産として受け継がれてきました。
現代生活が様変わりしても、この国で暮らす私たちには
今もこの美しい文化への思いが息づいています。
日常の中で、本当の豊かさとは何か?と考えた時、
そのひとつの答えが自分自身の仕事にあると気がつきました。
つまり「帯」の存在です。
気の遠くなるような作業を経て織り上げられる帯は、一見無駄に
思えるひと手間ふた手間をかけます。
締め味にもこだわり、手に取った時の心地よい風合いを目指して織られています。
たとえば図案を紋図(もんず)におこす時、コンピューターを使わずに、
あえて手描きですることにより、ぱっと見た目ではわかりませんが
より奥行きや深みが増すのです。
一色に見える色でも何色もの糸を紡ぎ合わせたり、金銀系、箔などの
さまざまな材料を合わせることにより、さらに生きた色調になり、
芯の色はより深まっていくのです。
スピードと便利性にとにかく流されそうな現代にあって
時代に逆行するようなモノづくりをしていますが、
むしろそのように時間をゆっくり流し、無駄を省かない。
それは、いいものを作る上で一番大切なこと、と私は信じます。

西陣織というと、伝統的な古典のイメージがあると思いますが、
もっと自由にデザインされているものもあります。
帯屋捨松の数ある帯の中で、今回は、斬新なデザインを中心に企画しました。
きものを着られない方にも、是非、見ていただきたい展覧会です。
                     -帯屋捨松七代目社長 木村 博之-

捨松の仕事 gallery5610-deska.jp-minami aoyama

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帯屋捨松 gallery5610-deska.jp-minami aoyama

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