渡辺眸の50年におよぶ写真の数々

「〜『遊行め』（ゆぎょうめ）というタイトルは、諸国行脚を意味する仏教用語の「遊行」と「め」を合体させたもので、この「め」は「女」とも「眼」ともとれ、いろんな場所を訪れて人々と出会い、自分の価値観を確かめつづけてきた彼女の内的世界の記録にもなっている。それにしても不思議なのは、渡辺さんの写真にはつねに穏やかなエネルギーが流れていることだ。〜」
大竹昭子（文筆家）/『遊行め』より抜粋

　
渡辺眸 写真集『遊行め（ゆぎょうめ）』
A5判344ページ
2024年5月15日発行
定価4,000円（税別）
発行：プラサード書店
ブックデザイン：中山銀士
©︎ Watanabe Hitomi 1988


●トーク＆イベントのおしらせ
（イベント中は展示をご覧いただけませんのでご注意ください）

＜11月2日（土）2:00PMー4:00PM＞
対話：中野民夫
踊り：水野みさを
歌とギター：オハル
詩の朗読：梅野泉
楽師：田中淳一

＜11月9日（土）2:00PMー4:00PM＞
対話：アシッド・セヴン
踊り：ビアンカ慈朗

両日とも要予約
参加費 ¥2,000（税込）
お申込み：yoyaku@deska.jp
メールの表題に「ご希望日・渡辺眸申込み」として、お名前、ご連絡先、参加人数を明記の上、yoyaku@deska.jp までお送りください。
ギャラリーからの返信を以って予約確定となります。
お申込後1営業日を過ぎても返信のない場合はお問合せください。（03-3407-5610）


●渡辺眸（Watanabe Hitomi）
1942年、東京で生まれる。
1968年、東京綜合写真専門学校卒業。
卒業時の制作展で『香具師の世界』を発表。
取材を続けた写真が『アサヒグラフ』『写真映像』に掲載される。
同時期に新宿を撮り『新宿コンテンポラリー』を自主出版。
東大全共闘ムーブメントに出会う。
1971年よリアジア各地を旅する。
インドとネパールを初めて訪れ、魂の原郷を感じてしばらく暮らす。
帰国後は、《イノチあるもの》へのメッセージとして「スピリチュアル・ドキュメント」をテーマに撮り続ける。
写真集に、『天竺』『猿年記』『西方神話『てつがくのさる』『東大全共闘 1968-1969』『1968 新宿』『香具師 TEKlYA』などがある。